10/27(金)・11/30(木)「認証福祉車いす着付け師養成講座」基本・応用コース開催
一日で終わる単発の講座です
車いす生活の方に、日本の伝統文化であり民族衣装である着物を装っていただき、生涯楽しんでいただくために必要な知識や技術を学ぶための講座です。
講座内容
これまで着物を着ることをあきらめていた高齢者や車いすユーザーが、平等に着物が着られるようにするために必要な車いすの操作方法やボディメカニクス、体調や障がいの重さに合った様々な着付け方法、最適な備品の選び方、簡単に作り帯にする方法や装着方法、美しい姿を写真におさめて頂くためのポイント等を幅広く学びます。
福祉車いす着付師とは
お客様のお体の状態やご希望に合わせて「どんな方法が最もお客様が楽で心地良く着物が着られるか」を考え、体や心にご負担をおかけしないように行動できるプロの着付け師を「福祉車いす着付け師」と呼びます。その特別な着付師を育て、世の中に送り出す講座が「認証福祉車いす着付け師養成講座」です。
着物は苦しくて窮屈な印象を持たれている方が多いようですが、車いすでの着付けは、驚くほど楽で快適で、着物を身に着けていることをつい忘れてしまうほどです。これまで諦めていた多くの方にぜひこの技術を知っていただきたい。わたしたちは、より多くの方に着物を身に着けて頂くための活動を推進しております。
着物や帯
車いすの方の着付けをする際に、着物や帯をその方の体型に合わせて裁断してしまう方法がございます。しかしながら、着物の良さは祖母から母へ、母から子へと代々受け継いで行けることです。素晴らしい着物や帯を裁断してしまい、一代限りで着物が着られなくなることは避けたいもの。解いたり、切ったり、縫ったりせず、高価な道具を購入する必要もございません。身近にあるもので簡単に作り帯にする方法を学びます。講座で使用する着物・帯はみなさんがお持ちの従来のものを使用いたします。
資格を取得した後の活躍の場
これまでは、車いす着付けの技術があっても発揮する場が無かったり、取得した後のケアが行き届かず、せっかく学んだことを時間の経過とともに忘れてしまい、活かしきれない方が大変多くみうけられました。所定の講座のカリキュラムを終了した受講者たちが社会で活躍できる様、【好循環きものの会】が実施する着付けを用いた福祉活動に任意でご参加いただけるように致します。「受講後にも学べる機会」をご提供致しますので、資格を取得した後も学び続けることが可能です。
特色
・車いすの操作方法や注意点を実際に学びます
・車いすに座ったまま着物を着て、帯を結ぶことが出来ます
・新たに道具を購入する必要はございません。お手持ちのもので着付けることが出来ます
・2~3分でお太鼓や二重太鼓等を結ぶことが出来、お客様のご負担を極力減らします
・着物や帯は解いたり切ったり縫い付けたりしません
・車いす着付け後の立ち姿は、通常の着付けと殆ど変わりませんので、お手洗い後の着せ直しやお直し等は必要ございません
・冠婚葬祭時、気軽に留袖や喪服を着ていただくことが出来ます
・必要な小物の選び方や特徴を学びます
受講資格
着付け(着物)の自装・他装ができる方
開催概要
開催日時 |
2023年10月27日(金)10:30〜16:30
2023年11月30日(木)10:30〜16:30
※いずれかの日程を選択してください
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会場 |
〒175-0094 |
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地図 |
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交通 |
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受講料 |
¥16,500(消費税込・テキスト代・認定証代含む) |
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定員 |
10名 | |
主催 |
好循環きものの会 | |
講師 |
認証福祉車いす着付け師養成講座認定講師 沼澤 三永子 |
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注意事項 |
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持ち物 |
当方の着付けは、車いすのお客様のご負担を出来るだけ少なくするため、従来の腰紐ではなくマジックテープの腰紐、伊達締めをお勧めしております。お持ちでない場合は、貸し出しも致しますし、小売も可能です。着付け時間の短縮とお体に御負担がかからないよう配慮して進めて参ります。帯や着物は切ったり縫ったり致しませんので、通常の着物や帯をご用意ください。 |