2026年9月24日
子どもたちによる浴衣の自装|伝統文化親子きもの教室 発表会|Kids Put On Yukata by Themselves
#親子きもの教室#浴衣#発表会#文化庁#3センチ特別
昨日、9月23日。「伝統文化親子きもの教室」の、発表会でした。
夏のはじめから、全8回。浴衣の畳み方にはじまり、体型補整、衿の合わせ方、帯結び。回を重ねるごとに、子どもたちの手つきが、少しずつ変わっていきます。そして今日は、その成果を、おうちの人に見てもらう日。
着付けの最中、子どもたちの表情は、真剣そのもの。だれかと話すでもなく、目の前の衿と帯に、ただ向き合う。着物を着る時間は、考える時間ではなく、無になる時間なのかもしれません。手を動かすうちに、いつのまにか、心が静かになっていく。それは、大人も同じ。
自分の手で浴衣を着て、帯を結ぶ。畳んで、また広げて。教わったことを、ひとつずつ。背筋をのばして正座した姿は、はじめて会った夏のはじめよりも、ずっと凛としています。
背中には、色とりどりの花結びの帯。オレンジ、ピンク、水色。同じ結び方でも、選ぶ色で、その子らしさがにじみます。うしろ姿を見つめる、おうちの人たちのやわらかな表情も、忘れられません。
自分で浴衣が着られる。たった、それだけのこと。でも、鏡の前ですっと背筋がのびるあの瞬間、子どもたちはきっと、小さな自信を手にしています。大げさな特別ではなく、手のとどく、3センチくらいの特別。
この教室は、文化庁「伝統文化親子教室事業」として、好循環きものの会が開いています。受講料は無料。浴衣を持っていなくても、大丈夫。着方を覚えたその手が、これからの夏を、少しずつ豊かにしてくれるはず。
この夏の続きは、また来年の夏に。