2026年9月7日
全国から、車椅子着付けを学びに。|岐阜での一日と、あなたの街での出張開催
9月6日、岐阜で、認証福祉車椅子着付け師養成講座のプロコースを開催しました。富山、愛知、岐阜——県をまたいで集まってくださった受講生の皆さんが、とても熱心に取り組んでくださって。その熱意が伝わってきて、こちらが胸を打たれる一日でした。
講座で学んでいただいたのは、車椅子に座ったままの浴衣の着付け、袴の着付け。そして、寝たままの振袖の着付け。体の状態に合わせて、座ったまま、寝たままでも、美しく整える技術です。
今回モデルを務めてくれたのは、すでに三ヶ月前にプロコースを受講済みの二名。プロコースの受講者は、何度でも無料でプロコースまで繰り返し参加し、学び続けることができます。一度学んで終わりではなく、いつでも技術を磨き直せる場です。そして今回は、神奈川県横浜市から西山智香認定講師、千葉県船橋市から大野由佳里講師が講座に駆けつけ、モデルや会場準備、技術サポートのスタッフを務めてくれました。遠く離れた地でも、こうして仲間が集まり、支え合って一つの講座がかたちになります。
今回の岐阜での開催を、受け入れ・主催として支えてくださったのが、井出深千認定講師です。開催地で受講生を迎え、講座の場をととのえてくださいました。

全国から集まる受講生の皆さんは、それぞれの想いでこの講座に参加されます。自分の着付けや介護の技術に車椅子着付けを加えて、ほかにはない強みをつくり、仕事の幅を広げたい方。医療に携わりながら着付け師の資格も持ち、車椅子着付け師になることで、体の不自由な方やご高齢の方に、着物を着る楽しみや喜びを届けたいという方。
想いはさまざまです。けれど、共通しているのは——全員が、誰かの役に立ちたい。その強い想いを持って参加してくださっていることに、毎回、深く感激します。
「足が悪いから」「車椅子だから」「もう長く立っていられないから」。そんな理由で、着物をあきらめてきた方は、たくさんいらっしゃいます。けれど、座ったままでも、寝たままでも、着物は美しく着られます。その技術を持つ着付け師は、まだ足りていません。

あなたの着付けに、車椅子着付けをひとつ加えるだけで、必要とされる場が、ぐっと広がります。
この養成講座は、人数が集まれば、あなたの地域へ伺って、出張で開催できます。
- プロコース(着付け師の経験がある方向け):東京・千葉・埼玉・岐阜・岡山は6名以上、神奈川は2名以上から。
- 基本・応用コース:6名以上から、開催を検討します。
個人でのご参加も、お仲間や団体でのご参加も歓迎です。「近くで受けたい」「仲間と一緒に」という段階で、まずはお気軽にご相談ください。
座ったまま、そっと袖を通した一枚。その姿を見て、ご本人も、ご家族も、笑顔になる。着付け師の一手が、誰かの一日を、ほんの3センチだけ特別にする。
大げさな特別ではなく、手のとどく3センチの特別。それを支えるのが、車椅子着付けという技術であり、あなたの手です。

車椅子着付けを学んでみたい方、お住まいの地域での出張開催を相談したい方は、認証福祉車椅子着付け師養成講座のページをご覧ください。すでに確かな他装の技術をお持ちで、現場に立つ着付け師として関わりたい方は、着付け師として参加からご連絡いただけます。