着物のときの、電車と階段での所作。

2026年7月10日

着物のときの、電車と階段での所作。

#所作#着物#立ち居振る舞い#着付け#3センチ特別

出かける日の着物。電車に乗る、階段をのぼる。そんな何気ない移動のひとときにも、ちょっとした心がけで、所作は美しく整います。

今日は、着物のときの「電車と階段での所作」を。

やわらかな光の差す車内。ゆれる電車のなかでも、静かな佇まいに、着物の所作は表れます。

電車で立つときは、つり革ではなく、柱や手すりの棒に、そっとつかまります。つり革を持って腕を高く上げると、袖や胸元が引っ張られて、せっかくの着姿が崩れてしまいます。棒に手を添えるように、腕は低く、控えめに。それだけで、立ち姿が涼やかに整います。

階段をのぼるときは、体を少しだけ斜めに。上前(うわまえ)を軽く持ち上げて、裾を踏まないように。左の段をのぼるなら右足から、右の段なら左足から。こうすると足さばきがきれいに見え、素足や裾の内側も見えにくくなります。あわてず、一段ずつ、ゆっくりと。

難しい作法ではありません。移動のあいだも、慌てず、ゆっくり。その落ち着きが、そのまま着物姿の品になります。ふだんの何気ない動きが、着物だと、ちょっと特別に見える。3センチくらいの、特別。

着物の所作のお話は、まだ続きます。次は、美しい姿勢のお話を。

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