2026年7月8日
着物のときの、汗の拭い方。
#所作#着物#立ち居振る舞い#着付け#3センチ特別
夏の着物は、汗との付き合い方も、所作のうち。額ににじんだ汗を、そっと拭う。その何気ない仕草にも、ちょっとした心がけで、美しさが表れます。
今日は、着物のときの「汗の拭い方」を。

木もれ日の下、ふと額ににじむ汗。拭う仕草のひとつにも、着物の所作は静かに表れます。
左の額の汗を拭くときは、反対の右手で。ハンカチを持って、そっと上から下へ、優しく叩くように三回。ぐいと拭かず、押さえるように。それだけで、汗を拭く所作が、一段と美しくなります。
ここで大切なのが、「対角線」。右のものは左手で、左のものは右手で。右の髪をなおすなら左手、左の額を拭くなら右手。体の前で腕がすっと交差して、振る舞いが、しなやかに見えます。
難しいことではありません。汗ばむ日も、慌てず、そっと。その落ち着きが、着物姿を涼やかに見せてくれます。ふだんの仕草が、着物だと、ちょっと特別に見える。3センチくらいの、特別。
着物の所作は、まだまだ続きます。次は、暑い季節の扇子のお話を。